餌付け問題


ハクチョウの餌付け(瓢湖)  新潟下越では、瓢湖をはじめお幕場大池、升潟、弁天潟などでハクチョウ、カモが餌付けされている。一方、福島潟、鳥屋野潟、佐潟では餌付けなどされておらず自然のままの状態で野鳥観察ができる。
 私自身、その場面で餌をやることはないが、その様子の撮影はちょくちょくする。これも餌付けに加担していることにならないか!?
 一方、庭に餌を撒くいわゆる「バードテーブル」の問題もある。WBSJの野鳥図鑑によれば餌の不足する冬季のみに餌を与えよとのこと。また、写真撮影のために餌付けすることへの問題、山で人馴れするヤマガラなどの問題などを挙げればきりがない。
 自然環境への問題など色々叫ばれているが、今さらやめろと言われても無理だろう。特に瓢湖はそれ自体観光資源だし。また、大池ではハクチョウ、カモに加え、カラス、カモメも参戦してくる。いずれカラスの反逆が起きないかも心配だ。

 こういった餌付けされた野鳥を撮影することは比較的容易だ。しかし本来の姿の野鳥を撮るにはそれなりの装備がなくてはならない。野鳥撮影の場面に行くと、大口径の望遠レンズ、一眼レフを持っている人の前ではデジスコ(デジカメ+フィールドスコープ)でさえちゃちに見えてしまう。こういった機材の前では私の高倍率ズームデジカメ+テレコンでは雲泥の差。
 私自身、最近高倍率ズームデジカメにハマってしまい、何台も買っては売却の繰り返しを続けている。何回撮っても同じような写真しか撮れないし、そろそろ飽きも出てきた。よって、足を洗おうかとも思っている。

 観察したいがために餌をやり、撮影するなんてのは所詮人間のエゴだなと痛感している日々です。

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